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代表のヒトリゴト – その1、食との対話

結婚してからというもの、”お店で、ひとりで夕食を食べる”ということがめっきりなくなりました。
東京でひとり暮らしをしていた頃は、ほぼ毎日のように、会社帰りに何処かでひとり夕食をとっていたように思います。
今日は蕎麦、明日はお肉、と毎日の楽しみでもありました。

 

 

今では家でつくったごはんを、家族と今日の出来事を話しながら食べ
たまの夜には、いつもお世話になっている成田のカフェスローダウンさんのカウンターで
マスターや常連さんとおしゃべりしながら夜ごはんをいただく、といった具合です。

そんなわたしが、先日、成田のはしらデリカフェさんのキャンドルナイトに伺ったときのこと。
その日限定のクラフトビールとおつまみを2品オーダーし、ひとり席についたわたしは
久々に、”お店でひとりで夕食”をとりました。
ひとくち飲むとフルーティな香りが心地よく鼻を抜けるクラフトビール。
素材の味が素朴で優しい野菜のナムルに、初めて食べるお麩の照り焼き。
気に入って後日家でつくってみましたが、お店のあの味は再現できませんでした。

 

 

話は変わりますが、みなさんは「忘却のサチコ」というドラマをご存知でしょうか。
原作は漫画らしいのですが、わたしはこのドラマが大好きです。
内容はどんなものかというと、主人公のサチコが
結婚式の最中に逃亡した結婚相手のことを、日々の食事により忘却していく、というものです。
毎回、サチコが食事をとるシーンでは、その食べっぷりと一口ひとくちを味わうサチコの心の声との描写があっぱれで、
見ているこちらも食欲が湧いてしまいます。
でも何よりこのドラマを見ると、なるほど、食は生活や人生に繋がっているんだなというのを感じます。

毎日家で家族と食べるごはんは、東京で1人で食べていた頃からは考えられないくらい幸せなものです。
でも、あるとき「忘却のサチコ」を見てふと、あのキャンドルナイトの日、
”お店でひとりで夕食”をとったことを思い出して考えました。

あのときは誰かと会話することもなく、
目の前の食事と向き合って、一口ひとくちをゆっくりと味わったな。
久々に、一対一で食との対話を楽しんだな、と。

このひとくちに感謝して食べる、ということ。
改めて感じました。

そんな訳で、年末のこの時期に一人で外食する機会は減っているかもしれませんが
たまにはこんな「食との対話」を楽しんでみるのも、乙なものですよ。
(個人的には、ひとり食レポなんかも良いかと思います)

 

さて、突然はじまったタテトヨコ代表による「代表のヒトリゴト」シリーズ。
気まぐれに、(思うことのあったときだけ、)続けていければなーと思います。
暇つぶしに、タテトヨコ代表ってどんなヤツだろうと知りたくなったときに、
てきとうにご活用いただければ幸いです。
年末年始は特に寒いとの予報を見ましたので、どうぞご自愛ください!

 

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